グルコバイでご飯の吸収を遅らせてエアロバイクで運動

グルコバイは、さまざまな種類がある糖尿病治療薬の中でαグルコシダーゼ阻害薬と呼ばれる種類の薬の一つです。人間が食べ物を摂取した後、最終的には二糖類がブドウ糖に分解されて利用されることになり、このブドウ糖の量で血糖値が左右されます。グルコバイはこれらブドウ糖に分解する酵素の働きを邪魔することで、食事の後の血糖値が急激に高くなるのを抑える効果があります。つまり、ごはんを食べた時、ごはんに含まれるデンプン(多糖類)が徐々に分解されていって二糖類→ブドウ糖(単糖類)になるのを遅らせる、という働きです。糖尿病の初期には、空腹時の血糖値よりも食後の血糖値が高くなっていることが多く、場合によってはグルコバイの他に別の働きの薬を併用するということもあります。糖尿病治療で重要なのは、薬が出ている場合にはそれをしっかりと飲む、ということももちろんですが、ごはんの内容、つまり食事療法と、運動療法がしっかりと伴っていることが大切です。現実には、食事療法と運動療法が伴わずに薬だけ飲んでいる、という状態の人も多いと考えられますが、薬の効き目はしっかりとした食事療法・運動療法の実践がないと落ちてしまいます。運動療法の中で検討したいのがエアロバイクです。エアロバイクはジムなどに設置されている他、一部は家庭用のものも販売されています。自転車をこぐということでカロリー消費を促し、また下半身の筋肉を付けて基礎代謝を上げる効果が期待できます。エアロバイクに限らず、ジョギングやウォーキングでも同様の効果が期待できますが、有酸素運動の一つとして、気分によってする運動を変えて、マンネリにならず挫折しづらい運動療法で血糖値を改善していきたいところです。