グルコバイの効果と入浴時の注意と肥満治療薬との違い

グルコバイは糖尿病患者の食後過血糖改善薬になります。このグルコバイが処方される患者としては、食事療法や運動療法を行っても十分な血糖コントロールが得られない人や、食事療法、運動療法に加えて、経口血糖降下薬やインスリン製剤を使用している人で、十分な血糖コントロールができない人が対象になります。
グルコバイの働きとしては、α-ラミラーゼやスクラーゼ、マルターゼ、グルコアミラーゼなどの消化酵素の働きを阻害することで、糖質の消化や吸収を抑えたり遅らせたりすることで、血糖値の上昇を抑えるというものです。
血糖値の上昇を抑える薬であるため、血糖値が正常または低い場合には低血糖の症状を引き起こす可能性があるので注意が必要になります。また副作用としてめまいなどが起こるリスクがあるため、服用後すぐの入浴は控えた方が無難です。入浴時に副作用が現れた場合には、転倒のリスクがありますし、湯船に浸かっているさいには溺れるリスクがあるためです。

一方で血糖値ではなく体重増加を軽減する目的で摂取されるものとしては肥満治療薬があります。肥満治療薬といってもいくつかの種類があり漢方由来のものもあれば、臨床試験で肥満症に対して効果があると認められたものまでさまざまです。肥満治療薬と血糖改善薬の違いとしては、肥満治療薬が血糖値ではなく脂質などの吸収を阻害する作用があるという点です。血糖改善薬では血糖値の上昇を穏やかにするという目的であるため、場合によっては低血糖になるリスクがありますが、肥満治療薬の場合にはそのようなことは起らないので血糖値に関しては安心して飲むのことができ入浴も問題ありません。しかし、効果の強い肥満治療薬の場合にはアルコールを摂取すると悪酔いやひどい二日酔いが起こる副作用があり、飲酒をともなう食事には利用することができません。